エクステリア&ガーデンフェア
2022/05/14
ポートメッセナゴヤで開催されたエクステリア&ガーデンフェア。
コロナ禍のため、ここ2年は開催できなかったのですが、今年は一般参加者の参加を規制して関係者向けに開催されました。
エクステリア業界は、実際に関わっていて感じるのですが、
かなりニッチな世界観でゆっくりと進化している業界です。
大手メーカーの数もかなり限られているので、
LIXIL、三協アルミ、四国化成、YKKapがアルミ関係、
ユニソン、東洋工業がコンクリート二次製品などを牽引しています。
あとは、ヨドコウ、イナバ、タクボなどの物置、自転車置き場など。
そこに、商社がOEMで自社ブランドを提示しています。
OnlyOneやB-Lifesがそれにあたります。
それ以外は殆どが、専門的なメーカーで、表札や人工芝など商材を絞って企画販売しています。
今回、2022年のE&Gフェアを廻り、
ぼくの個人的な感想ですが、ここ数年で各社が独自に新たな展開を模索して特色を出していると感じました。
確かに、トレンドもありました。
人工芝や高級なカーポート、統一感を持たせたトータルコーディネートと汎用性のある商材、
エクステリアの流行としては、シンプルモダンな傾向にあるようです。
ぼくが初めてこのフェアに足を運んだのは10年前くらいだったと思いますが、
大手メーカーが提示する商品は今ほど特色はなくて、どのメーカーを選ぶかはあまり問題視していませんでした。
でも、今回のフェアでは、各社の持ち味が何かが明確にわかる提案だったと思います。
それは、情報が得られやすい時代だからアイデアによる創造性が高まっていること、
コロナ禍やSDGsなどの社会的な要望が劇的に変化したことで住環境に求められるニーズが変遷していること、
科学技術の発展も加速していて、ダミー(デッキやパネル、シートなどでリアルな疑似商材が多い)商品のクオリティが上がっていること、
SNSの影響もあると思うが、ニッチで独創的な商材も増えていて、遊び心のある商材でも堂々と陳列されていること、
メーカー各社のマーケティング、研究開発、提案力の努力の推移として、魅力的な商材が増えていることなどが業界全体に良い影響を与えていると感じました。
展示会の見方としては、メーカーのプレゼンを聞く機会として大きな意味合いを持ちますが、
今回、それと対極的に、メーカーの意向に対して、施工する業者としては現場作業に落し込むことの難しさも感じました。
新商品は、施工する側への要求も含めて開発をしているのでしょうが、実際に現場に落し込む時に不具合が大いに発生してしまいます。
いまのエクステリア業界では、製品を開発するメーカーとそれを現場で施工する作業員との連携がまだまだとれていないと感じました。
様々な角度でエクステリアやガーデンの提案を受けて、
株式会社ホタコンとしても、より良い住環境のためのプランニングに今回の経験を活かせそうです。
大きくて狭い業界ですが、この業界を発展させている企業・個人の活動を知ることは、
ぼくにとってもめちゃくちゃ意義のある経験になりました。
エクステリアの未来予想図も楽しみながら。
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