LINEのオープンチャットというのを知って
2022/11/16
様々なSNSツールが続々と登場するが、
LINEオープンチャットというものを最近知った。
LINEを使ってコミュニケーションをとることは今では、かなり日本社会では浸透している時期だと思う。
LINEアプリは仕事でも当たり前にみんな使っている。60代のおじいちゃんでも使っているSNSで考えると、ダントツで普及率が高いはずだ。
オープンチャットというLINEのサービスについて聞いたとき、
LINEグループとの利点の差分がすぐに分からなかった。
一点、匿名性があるというのが際立った特徴だった。
相手の素性がわからないことで、生まれるメリットって何なのだろう。
SNSの特徴的なのは、発信する側と俯瞰する側が存在していて、それが曖昧に絡み合っているということだと思う。
そして、情報の価値があやふやながら、テレビや新聞などのマスメディアよりも時として信頼されてしまう側面がある。逆に信頼性が低い時もあるのが興味深い特性だ。
匿名性によってどのような挙動が起こるか。
ぼくは過去に、mixiのゲームコミュニティに入ったり、
boketeという全員参加型のネット大喜利や、SNSの複アカを持つことで、
素性のわからない人たちとのコミュニティ形成を経験した。
あまり議論されない気がするけれども、
素性がわからない匿名性を持った相手とのコミュニケーションについて、
研究している学者さんはいると思うけど、一般の人たちが知見を持っている可能性は低そうだ。
人間というのは社会性を重視してしまう特性を持っている。
その社会性を力みなく外すのが匿名性なのではないだろうか。
ぼくがこの時用いている社会性というのは、人と人とのリアルな繋がりに近い概念だ。
飛び飛びになってしまうけども、
LINEオープンチャットの匿名性は社会性を排除しながら、
社会をよくするためのツールになりうるのではないかという、
矛盾だらけな部分に期待してしまっている。
科学的な立証を求める社会では、
誰がいつ語ったかを重視する社会であった。
ロジカルで批判が困難な事象の説明に長けた世界では、
匿名性に価値は全くというほど無かったと思う。
この矛盾点だ。
オープンチャットという信頼性を担保できない環境で、
いかに人々を説得しうる論拠を確立していくかがこれからの社会の課題になるのだろう。
宗教も科学も人類の幸せについて本格的に課題解決できてない。
ということを言ったら明日にでも死んだほうがいいと言われそうだけれど、
それでも、ぼくには新しい幸せのための社会があったらいいなと考えてしまう。
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