化粧外構と命名！

まだまだ世間には知られていない専門職。

コンクリートの補修屋さんという職種がある。

 

コンクリートのひび割れや欠けを直して、仕上りを綺麗にするのが補修屋さんの仕事。

ホタコンの仕事でも何度か補修屋さんに仕事を依頼したことがある。

 

例えば、打ち放しのRC擁壁を造成したけど仕上りが良くなかった時に、擁壁の仕上がりを綺麗にしてもらった。

アパレルのお店で、コンクリートを削ったテカテカの床に小さな穴が空いてしまった時は、複雑でエレガントな仕上りが再現されていた。

この技術は本当に凄くて、対面で話すとビックリされることが多い。

そして、実際にこの工事をした後のお客さんの反応もかなり良い。

 

最近では、ブロック塀の上から補修屋さんがコンクリートの強度を上げながら、見た目をRC擁壁の打ち放し仕上げのようにする美装工法を行った。

本当に土木業で様々な経験をさせていただいているボクでも、この美装は驚くような技術だった。

 

でも、ここからが本題。

美装は、求めているお客さんからしてみれば、喜んで頼むような最強な技術なのに、

美装を施工する職人さんたちは、どうやったらこの美装をやって欲しいお客さんに伝えることが出来るかが分からないみたい。

 

ぼくは、美装の社長に話した。

美装という言葉では、お客さんには伝わらないから、パッと聞いて、あ、それって何？興味ある！って言われるような言葉にしなくちゃ、

どれだけ優れた技術でも、その工事をして欲しい人には伝わらないんじゃないのかな？って。

そしたら、会社でもその話をしているのだけど、これだ！っていうネーミングが出てこないらしい。

どんなネーミング候補があるの？って聞いたら、現場に出ている彼らは若いので、横文字のカッコつけた名前ばかりだった。

 

ぼくは、覚えやすくて、他人に伝えやすくて、何をしてもらえるかがわかりやすくて、実際にやっていることとの整合性が取りやすい名前がいいんじゃないかなって思った。

美装といっても、何をする工事かは伝わらないし、ターゲットがどこにいるかも見えてこない。

 

そして、笠寺駅に一番近い喫茶店で、まったりと考えた。

 

【化粧外構】というのはどうだろう？

 

外構工事の要素には、外観以外にも機能性や予算感などがあって、お金をかけずにそこそこの見栄えで、、っていうお客さんが多い。

でも、ネット検索するにしても、お客さんの目的はそれぞれ。

殆どが、機能性を重視しつつ安価な工事を求めて、時に喜び、時に後悔してしまう。

 

美装は基本的には、後付けでお客さんの望むものに近づける手段だ。

だけども、それを伝えることは本当に難しい。

 

化粧外構という言葉を発したのはかなりの思い付きだけど、自分でもこれほどしっくりくる言葉はない。

人間がお化粧をするかのように、お庭や駐車場も見栄えを良くして、魅力をなるべく長く保った方がいいんだ。

 

そう考えたら、美装より、化粧外構の方が伝わりやすいでしょ？？

 

これは、土木、外構の話。

でも、BCMCのホタコンだから考えられる思考だと思うんだ。

 

化粧外構。

業界の人たちが当たり前に使う日は近い！かもよｗ