ニパチ会の話

ニパチ会は一言でいうと、会員制の飲み会だ。

 

月に一回開かれる飲み会。

ニパチ会に参加した人に誘われた人のみが参加出来る。

一度、参加した人は、LINEグループに招待されて、そのLINEで次月のニパチ会の日時と場所を知ることが出来る。

 

ぼくは経営者団体などの異業種交流会に参加することは好きなので、人脈が増える場所には大体興味を持って積極的に参加してきた。

このニパチ会には、そんな様々な交流会の中でもダントツに面白いのに、その後の活動や自分の人脈形成に役立っていると思う。

 

このニパチ会に来る人たちは、参加したことのあるメンバーが信頼している人や親しい人ばかりだ。

自分が信頼している人の仲間なら信頼しやすい。

そして、お酒の席で本音で語り合えるとしたら、自分のフィーリングで最強の出会いが演出される。

 

ぼくは、この月に一回の飲み会で、自分の人脈の中でのマッチングを選定することもある。

最近の参加者人数は20人前後になっていると思うけど、その半数が一度会ったことのある人、もう半数が初めて会う人という比率になっている。

名刺交換が出来る場所というのは経営者にとっては有難い環境だ。

そして、数回しか会ったことのない人と接点を再び、複数回、定期的に持てることはビジネスチャンスを大きく広げてくれる。

 

ぼくは、成熟した組織の不都合を感じたことが何度かある。

成熟した組織には掟が存在する。

規約などのルールで規制がかかるのは大事だと思うのだけど、

暗黙の了解で組織の常識が形成されてしまうと、それは中々不自由度が高い。

 

これは、べき論のような常識という曖昧な理屈を押し付けるような行為なのかもしれない。

 

ぼくにとって、シンプルにその集まりの場を形成しているシコリを取り除いた状態で、

あくまで、その集まりの理論よりもそこにたまたま参加している個と個が信頼関係を自由に気づけるような空間が有難かったりする。

 

ニパチ会には、顔を合わせた回数云々はさておき、この人は仲間になって欲しいという相手を誘う。

テクニックも悪戸さも近づけないような場であり続けて欲しい。

 

この場所を理解して利用できれば、自分の今の事業もこれからの事業も夢をみながら前に進めることが出来る。